「麻雀」がZ世代に大ウケ!?人気の理由を麻雀アイテムから探る
こんにちは。家族に麻雀好きがいるものの、私はあまり興味がなかったんです。
だって、麻雀と聞くとどのようなイメージを持ちますか?
『サビれた雑居ビルの薄暗い通路の先にある店でたばこをふかしながら、強面のおじさんたちが仲間たちとオールで麻雀を楽しむ、大人の世界──。』
なんてことをイメージしたのは私だけじゃないはず……!
麻雀はいわゆる『おぢ文化』として栄え、雀荘に出入りするのもおじさんばかり。
ところが近年、そんな麻雀のイメージを覆すある出来事が起こっているんです。
ま!さ!か!の!
麻雀をモチーフにしたグッズが若い世代を中心にウケているのをご存じでしょうか?
SNSなどをみると「可愛い……!」「一周回っておしゃれ」などの声が。
これは一体何があったんだ?
ということで今回は、巷で話題の麻雀モチーフのアイテムを調査していきます!
だんだん可愛く見えてくる、麻雀モチーフのアイテム
ちょっと調べてみたのですが、麻雀牌(まーじゃんぱい)や点棒(てんぼう)などをモチーフにしたアイテムってたくさんあるんですね。
しかも、カプセルトイやキーホルダー、ネイルなど、私たちになじみがあるものばかり……。
おぢ文化の麻雀とネイルなんて対角の存在なのに、なぜ人気なのでしょうか。
早速紹介していきます!
1. カプセルトイ
最初に紹介するのは、「まちぼうけ 麻雀牌」。
麻雀牌が膝を抱えて座っているのですが、コロンとしたフォルムがなんとも可愛いです。
人間に手に取ってもらうのを、牌たちが今かいまかと待っているのだと思うとくすっときますね。
SNSでも、
「手足ついてるの可愛いww」
「どう使えばいいか分からんけど、とりあえず集めたい」
「一筒がちょこーんって座ってて可愛い♡」
などの声が。
それにしても、問題なのはデザイン……。
おおよその牌は、デザイン的な要素があって可愛いと思えるんです。
が、「中」やノーデザインの「真っ白」もあるんですよ?
これは、可愛いと言えるのでしょうか……?
でも、ずっと眺めていると可愛い気がしてくるんです。
ただの「中」と「白」ですよ? ……不思議だぁ〜。
SNSでも「麻雀牌ガチャ、真っ白のが出たら泣いちゃうかも」との声が……。
分かる、分かるよ……。機会があったら、見てみてください。
現在第2弾、第3弾と発売されているそう!
2. アクセサリー
続いては、麻雀牌モチーフのキーホルダー。SNSで大バズりしたレジンで作ったそうです。
検索して、作品を見てみてほしい。もうさ、「可愛い」でしかなくないですか?
圧倒的『ゆめ可愛い感』がある!!
SNSでの反応は
「麻雀やらないけど可愛い♡」
「販売の予定はありますか?(圧)」
「可愛すぎる、この麻雀牌なら覚えられる……」
「サン宝石みがあって可愛い」
などなど、若い女性の反応も多く見られました。
サン宝石ね。めちゃくちゃ分かる……。
すべての女子が幼少期にハマったサン宝石。
そして、すべての女子の心をわしづかみにしたセボンスターも。
こんな可愛い麻雀牌がサン宝石やセボンスターから発売されてたら、ルールが分からなくても絶対買っちゃうな~~。
3. ネイル
お次は麻雀牌をモチーフにしたネイルをご紹介。
Instagramのハッシュタグ「#麻雀ネイル」では1,000件を超える投稿がありました!
こうやって見ても、ネイルとの相性良すぎません?
ネイルになると、デザインにもそれぞれ個性が現れていてますます可愛くみえてきます。
パンダや陰陽マーク、龍など中華デザインと組み合わせているものもありました。
そして、再燃するただの「中」なのに、可愛い問題。
「中」もデザインとしてとらえると、なんだか馴染んで見えるような……。
X(旧Twitter)でも可愛いネイルを発見!
「麻雀できないけど!笑 きゃわいすぎる〜!」とのコメントも。
真理すぎる。そうなんですよね。
麻雀はできないんだけど、もう麻雀牌そのものがデザインとして可愛いのよ。
まだまだある、こんなものまでシリーズ
女性を中心に人気を博しているスリーコインズ。
そんなスリーコインズも麻雀モチーフのアイテムが発売されていました。
マスキングテープだったり、ステッカーだったり、エコバックだったり。
そして、サンキューマートでも麻雀モチーフのアイテムが勢ぞろいしています。
麻雀モチーフのアイテムがたくさん並ぶと、とっても可愛い……!
スリーコインズもサンキューマートもレトロな雰囲気が、麻雀の可愛さをより高めているように感じます。
そして、極めつけはこちら。
ティファニーの麻雀セット。お値段はなんと約220万円(1万5,000ドル)です。
ティファニーブルーの麻雀牌はたしかに可愛いけれど、ここまでくると、もう笑いがでてしまうレベル……。
どんな人が買うのか気になりますね!
麻雀牌と向き合って見えてきた“可愛い”のワケ
こうやって麻雀牌をたくさん眺めるうちに、分かってきたことが3つあります。
1つ目は、元々はおぢ文化であるものに、若い世代があえてそれを取り入れることで起こる「不釣り合い感」に対する可愛さです。
つまりダサ可愛いってやつ。
フィッシングベストが若い世代に受け入れられて、おしゃれアイテムとしてファッションの一部になった、あの感覚に近いのかもしれません。
そして2つ目。
麻雀牌を眺めているうち、漢字や模様、それぞれがなんかおしゃれに見えてくるこの現象。
あーこの既視感、あれと一緒ではないでしょうか?
服にさりげなく入っている英語のデザインをみて、「可愛い〜っ」てなるやつ。
「九萬」を何と読むかも分からないし、麻雀のルール、牌の持つ意味も分かりません。
何も分からないけれど、目の前にあるそれを可愛いと思えたらOKという、ざっくりな感情なのかもしれません。
現に、私もすでに麻雀牌の可愛さの虜になりつつあるし…。
最後、3つ目が、昭和レトロの存在。
Z世代にもファンが多い「昭和レトロ」。昭和生まれの人たちにとっては懐かしいと感じるブラウン管のテレビや黒電話なども、Z世代にとっては真新しく見えるそう。
冒頭の麻雀のイメージである、
『サビれた雑居ビルの薄暗い通路の先にある店で、たばこをふかしながら強面のおじさんたちが仲間たちとオールで麻雀を楽しむ、大人の世界──。』
そもそもこのイメージから昭和を感じませんか?
「エモ可愛い」や「レトロ可愛い」のように、麻雀モチーフにもそうした魅力があるのかもしれません。
これを書いているうちに麻雀牌への愛が高まってきた筆者……。
早速今からガチャまわして、麻雀ネイルしてくるわ!
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