2024年に流行った曲、映画、アニメ、ドラマ、スイーツのトレンド一覧を振り返る
目次
2024年も、もう終わりが近づいてきましたね。
こんにちは、コンテンツを愛するライター、トイアンナです。Netflix, Disney+, Spotifyなどコンテンツ系の課金はフルコンプリート。1日に10時間以上ぶっ通しでドラマを見たり、漫画を読んだりすることもざらにあります。さらに、食べることが好きで食費が家賃の3倍という狂った人間です。
その経験を踏まえ、この記事では2024年のトレンドや流行ったものをヲタク目線で振り返りたいと思います。
2024年に最も流行ったものは何? 振り返る今年の全般トレンド
2024年は、エンタメが多様化・細分化した一年でした。アニメやドラマ、映画、ゲーム、そして音楽でビッグタイトルが乱立し、それぞれのファン層がSNS上で活発に交流しました。今年の流行語に「界隈」が生まれたのもその反映でしょう。
興味深いのは、視聴率やダウンロード数では測定できない熱量が生まれたことです。たとえば、ドラマで地上波の視聴率1位は『ザ・トラベルナース2』ですが、毎週Xでトレンド入りしたものを振り返ると、間違いなく『光る君へ』でした。2024年に「流行ったもの」という言葉を考えてみると、今年はヒット作と数字で見える成果が分離された印象を受けます。
ここからは、ジャンル別に流行ったものを見ていきましょう。
2024年のトレンドになった・流行ったものは? 音楽ではMrs. Green Appleが首位連発
世界と乖離する日本のヒットチャート
一言で日本の音楽シーンを振り返るなら「洋楽が存在感を失った1年」といえます。いや、ヲタクとしては違うと言いたいですよ。しかし、現実は残酷です。
まず、こちらが2024年に世界で最も再生された音楽10選を、Spotifyが示したものです。
2位 Benson Boone / Beautiful Things
3位 ビリー・アイリッシュ / BIRDS OF A FEATHER
4位 FloyyMenor / Gata Only
5位 Teddy Swims / Lose Control
6位 Djo / End of Beginning
7位 Hozier / Too Sweet
8位 ザ・ウィークエンド / One Of The Girls (with JENNIE, Lily Rose Depp)
9位 テイラー・スウィフト / Cruel Summer
10位 レディー・ガガ / Die With A Smile
対してこちらが、日本で最も再生された音楽です。
2位 Mrs. GREEN APPLE / ライラック
3位 Omoinotake / 幾億光年
4位 Mrs. GREEN APPLE / ケセラセラ
5位 tuki. / 晩餐歌
6位 Mrs. GREEN APPLE / 青と夏
7位 Mrs. GREEN APPLE / ダンスホール
8位 Vaundy / 怪獣の花唄
9位 YOASOBI / アイドル
10位 Number_i / GOAT
国内の再生数ランキングでは、日本のグループがトップ10を席巻しました。私は1987年生まれですが、中学時代はアヴリル・ラヴィーンを誰もが口ずさみ、10年前にはテイラー・スウィフトの『We Are Never Ever Getting Back Together』をカラオケで歌っていました。そのとき、世界で流行っている洋楽を誰もが吸収し、共有するのが当然だったのです。
しかし、今年は圧倒的なJ-POP人気に打ち震えました。それもそのはず、この数年は特に世界レベルで戦えるアーティストが日本から生まれ、圧倒的な人気を誇ったからです。
2024年にさらなる飛躍を遂げトレンド入りを連発したMrs. GREEN APPLE
Spotifyの2024年、年間再生数トップ10に4曲もランクインしたのがMrs. GREEN APPLEです。これまでも数々のヒット曲を世に送り出してきましたが、今年は2019年リリースの 『青と夏』もランクインするなど、時空を超えて流行ったアーティストでした。
Mrs. GREEN APPLEの特徴は、ポップなメロディに乗せて、日常のリアリティや若者の葛藤を巧みに描く歌詞が挙げられます。
ランキング圏外ですが筆者が好きな『Soranji』の歌詞「有り得ない程に キリがない本当に 無駄がない程に 我らは尊い」は、聞き手を勇気づける歌詞の技巧もさるものながら、韻を踏みながら心を打つ昨今のトレンドを押さえています。
もはや年代を超えて誰もが知る、流行った曲1位の『Bling-Bang-Bang-Born』も、歌詞で「To the Next, To the 1番上」と歌詞が Next の”エ”の音と、1番上の”エ”の音で韻を踏むスタイルが気持ちのいい曲です。
技巧だけではない、心を動かす歌詞だけではない、まさに To the Next(その次へ) を意識させる最高レベルの曲が流行ったのが、2024年でした。
アニメ発のヒット曲が最も流行った2024年
また、今年のヒット曲はアニメのテーマ曲が多くありました。
たとえば、先ほど挙げた『Bling-Bang-Bang-Born』はテレビアニメ『マッシュル-MASHLE-』の第2期OPテーマソングでした。また、Mrs. GREEN APPLEの『ライラック』はアニメ作品『忘却バッテリー』のOPテーマです。
また、アニメコラボといえば『推しの子』第1期アニメのOPテーマだったYOASOBIの『アイドル』が年間ランキングでも9位に入り、世界で5.5億回再生されるトレンドを巻き起こしたことは、誰もが覚えていると思います。
日本発の曲が世界でも爆発的に流行った理由としては、Netflixなどの配信で日本のアニメがほぼ同時に字幕で視聴できる状況になったこと、そしてYouTubeでテーマ曲がリアルタイムで視聴できるようになったことが挙げられるでしょう。
特にYOASOBIは同じ曲の英語版もアップしている上に、歌詞が日本語ともリンクしていることからファンが熱狂しました。
アイドルの世界に革命を起こすNumber_i
2024年の「アニメコラボが売れる」トレンドに逆行したヒットを放ったのが、曲名ではないアイドルのNumber_i 『GOAT』です。
Number_i はTOBE所属のアイドルグループで、メンバーの平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんは全員元ジャニーズ事務所の King & Prince出身アイドルです。
特に平野紫耀さんは以前から「King & Princeを海外で活躍できるグループにしたい」と発信していました。”辞めジャ二”(ジャニーズ事務所を辞めた方)が活躍するケースが限られる中での、衝撃の Number_i デビュー。そして『GOAT』の爆発的ヒットは、まさに革命でした。
『GOAT』はビルボードチャートで週間154位、アメリカを除けば49位を記録。GOATは英語でヤギを意味し、キリスト教では異端を象徴する動物です。自らを異端者と位置づける覚悟の決まったタイトル付け、ハッシュタグで拡散をたやすくしたアンダーバーつきのグループ名、すべてが計算されつくしたデビューであったと言えるでしょう。
今年の音楽シーンを振り返る総決算ともいえる2024年の紅白歌合戦には、Mrs. GREEN APPLE、Creepy Nuts、Number_i が登場します。出場シーンが待ち遠しいですね。
2024年のトレンドを飾るドラマは? Xでは『光る君へ』『地面師たち』が流行ったものに
地上波ドラマで流行ったものは『ザ・トラベルナース2』
2024年の地上波ドラマで注目を集めたのは、『ザ・トラベルナース2』です。医療モノとして名高いシリーズの続編ということで、放送前から期待値が高かったのですが、視聴率王となった代わりに批判も多い作品でした。
作品を振り返る中で問題となったのは、安達祐実演じる金谷吉子の指導に不満を爆発させた中村柚子(演:森田望智)が、患者へ勝手に余命宣告するシーンです。それにキレた吉子が柚子をビンタ。そして、そこから患者さんが余命に納得しての予定調和。
なんといいますか……展開が昭和ドラマじゃないですか? 視聴者の看護師さんを中心に、「背筋凍った」「懲戒案件だわ」と怒りの声が多くあがりました。
SNSではドラマ『光る君へ』で感涙し『地面師たち』でサスペンスを楽しむ
2024年にXで絶賛されていたドラマは、NHK大河ドラマ『光る君へ』と、Netflixドラマ『地面師たち』でした。
『光る君へ』は、紫式部が主人公の作品で、まさかの藤原道長とあれやこれやな絆を築いていく物語。当初は設定のぶっ飛び具合に驚かされましたが、視聴を続けるうちに、実際に二人にはパートナーを超えた関係があったのだと信じてしまえるほどの緻密な時代考証とシナリオに唸りました。
個人的にぐっときてしまったのは、ワンカットだけ登場した『長恨歌』の語句。
『長恨歌』は唐の白居易によって書かれた詩で、『源氏物語』のベースになったとする説があります。その詩に出てくる言葉が、まさに主人公の紫式部=まひろと、道長の関係を示唆しているのです。
もうこの言葉だけで、永久に『光る君へ』の話ができる……!
対する『地面師たち』を振り返ると、実在の事件をもとにした不動産詐欺をめぐるドラマ作品です。かつて、積水ハウスが詐欺グループから五反田の土地を55億円を買ったつもりが、所有者は別人だったという事件がうまくオマージュされています。
プロの不動産屋も騙されてしまったことに思わず納得してしまう、詐欺師の手腕を描く脚本が素晴らしいです。また、麻薬取締法違反で逮捕されたピエール瀧に「また変な薬に手ぇ出さんかったらええけどな」というセリフをしゃべらせるのは、キャスティングの妙もあって爆笑しました。絶対に狙ってしゃべらせてます。
2024年に流行った映画はアニメのスピンオフやリバイバルで「トレンド復活」が相次ぐ
まさか2024年にガンダムSEEDが!?
映画界では、アニメ作品が相変わらず強い存在感を放ちました。ここ数年を振り返ると『THE FIRST SLAM DUNK』『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』があり、リバイバル作品のリリースはアニメ映画界隈で続くトレンドになっています。
まずは、東洋経済調べによる2024年の映画興行収入ランキングトップ10を見てみましょう。
2位 劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦
3位 キングダム 大将軍の帰還
4位 劇場版 SPY x FAMILY CODE: White
5位 ラストマイル
6位 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
7位 インサイド・ヘッド2
8位 変な家
9位 あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
10位 怪盗グルーのミニオン超変身
この中でも異質なのが、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』です。
もともと、『機動戦士ガンダムSEED』は2002年のアニメ。まさか22年前のアニメの続編が、しれっと劇場版で登場するなんてファンすら想定していませんでした。発表されたときはヲタクがざわついていましたよ……。
あまりの衝撃にファンがつぶやきすぎて、ドワンゴとピクシブが選ぶ「ネットの流行語100」で2024年の1位になるくらい流行りました。
筆者が実際に視聴した感想ですが「そっちに振り切ることにしたんだね」というのが私の気持ちです。ネタバレせずに書ける限界はこれだけです。申し訳ございません。
2024年に子供の心をつかみ、流行ったものといえば映画『変な家』
流行った映画の中でも、お子さんを中心にヒットしたのが映画『変な家』です。作品の原作はライターの雨穴さんで、本作をきっかけに時の人となりました。
「この家、何かが、変、ですよね?」で始まる、間取りをもとにしたミステリーは、誰もが驚く展開へと視聴者をいざないます。
いわゆるオバケが死角からわっと出てくる和風ホラーが苦手な筆者も安心して見られるうえに、子供に見せても安心な「スプラッタなし」の怖い話。「こんな怖がらせ方が世の中にはあったのか」と驚かされる名作です。
2024年トレンドのアニメ映画から振り返るリアリティの進化
また、今年流行ったものはいずれも映像美が突出していました。
バレー漫画『ハイキュー!!』は2.5次元舞台もリアルさを追求し、まるで現実の試合を観ているようなハラハラ感を抱かせてくれたものです。それが『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』でも継承されたように思います。
上記の予告編だけでも、サーブ、レシーブ、トス、ブロック、からの着地。すべての動きが誠実に本物になっています。現実の試合をカメラが密着して撮影したかのような手触りがあるのが、もはやすごいを超えて、怖いとすら感じさせます。だからこそ、本編のメインキャラクターである孤爪研磨が描くドラマに泣かされます。
2024年トレンドとして流行ったもので、アニメは名作が大量発生
2024年のアニメは大豊作! まずはdアニメストアの年間視聴者数ランキングを見て、今年のトレンドを振り返りましょう。
2位 薬屋のひとりごと
3位 転生したらスライムだった件 第3期
4位 マッシュル-MASHLE-
5位 ダンジョン飯
6位 無職転生II ~異世界行ったら本気出す~
7位 この素晴らしい世界に祝福を! 第3期
8位 呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変 第2期
9位 鬼滅の刃 柱稽古編
10位 転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
さらに、まだ配信には追い付いていない『ダンダダン』『負けヒロインが多すぎる!』など、トレンドとなった名作が連発する、大豊作の2024年のアニメを解説します。
『葬送のフリーレン』でネットミームが爆誕
1,000年以上生きるエルフのフリーレンを主人公に据え、彼女の目を通して「寿命の短い」仲間たちの人生と死を描くアニメ『葬送のフリーレン』こそ、2024年に最も流行ったものと言ってもいいでしょう。
フリーレンが悠然とした時間軸で人の心を学び、成長していく過程と同時に、弟子のフェルンとシュタルクは若者らしく仲たがいや失敗を経て、人との付き合いを学びます。
また、「より強い者が相手を支配できる」道具を用いて戦う魔族・アウラを圧倒したときにフリーレンが命じた「アウラ、〇〇しろ」という構文がネットミームとなり、そこかしこでみられる現象も起きました。
アニメ『薬屋のひとりごと』はアニメヲタクを超えたブームに
今年を振り返る中でもっとも目立ったのはアニメ『薬屋のひとりごと』のヒットでしょうか。本作は、アニメを普段見ない方にも流行ったものとなりました。
『薬屋のひとりごと』では、中華風のファンタジー世界で起こる毒殺事件をめぐるサスペンスが魅力です。視聴者は女性が多い印象ですが、筆者は特に普段アニメを視聴しない60代以上のファンが多かったように感じました。
事件を次々と解決する薬屋の娘、猫猫(マオマオ)と、強い権力を持つ美形の宦官・壬氏の王道ラブコメなやりとりが、かつて『チャングムの誓い』など宮廷ドラマを愛した層に刺さったと思われます。
変わらぬ強さを見せるジャンプ作品『呪術廻戦』と『鬼滅の刃』
人気作品の続編ラッシュは今年も止まりません。『呪術廻戦』や『鬼滅の刃』続編、など、ビッグタイトルが次々と映像化されるたびに我々は大興奮。
個人的に一番アツかったのは『呪術廻戦』でした。原作でも屈指の人気エピソードが展開されるとあって、作画の気合いの入り方も半端なかったのです。
『呪術廻戦』では敵キャラクターである夏油傑が敵になったゆえんが描かれつつも、激戦に仲間が倒れていきます。あまりの慈悲なき味方の傷つき具合に毎週絶句するファン……を見守る原作ファンという、心苦しい展開が続きました。
大人気アニメ『鬼滅の刃』からは、激しい戦闘シーンが続く中で少しホッとする時期である、柱稽古編が放送されました。日本最大のヒット作ともいえる『鬼滅の刃』ですから、安定した視聴率が見込めた面はあります。
とはいえ、制作期間が長引くことでどこまで視聴者が残ってくれるのか、つまり最終話までしっかりアニメ化してもらえるのか? を不安に抱いた方が多かったため、最後に劇場版3部作の制作決定が知らされたときは安堵したものでした。
異世界転生アニメも安定して流行ったものにランクイン
2024年を振り返るうえで欠かせない、異世界転生作品たち。その王道ともいえる『転生したらスライムだった件』は3期もトレンドを飾りました。
スライムとして転生し、ついには魔王となったリムルが「人魔共栄圏」という理想を追求する姿は、往年のファンタジー作品のハラハラ・ドキドキ・ワクワクをすべて味わえる力強さがあります。
dアニメストアでは圏外でしたが、個人的には『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』が素晴らしいクオリティでした。本作は異世界に転生しても非力なままの主人公が、他の人の能力を鑑定するスキルだけで才能を見抜き、リーダーとして領土を率いる物語です。
Netflixでは2024年の放送期間中、全カテゴリの国内ランキング常連となるヒット作でした。
筆者は原作も全部読むほどのめりこんでいます。リーダーシップとは何かを教えてくれる名作です。
2024年に流行ったもの トレンドスイーツは生ドーナツとカヌレ!
実は一年を通して流行ったスイーツをランキング化するデータはあまりなく、限られた情報やメディア露出をもとに推計するしかありません。
しかし、以下の4つのスイーツは間違いなく今年圧倒的にヒットしていました。
I’m donut? で爆発的人気となった生ドーナツの秘密は「あの味」
2024年に流行ったもので、トレンドのスイーツを振り返るなら、間違いなく1位は生ドーナツでしょう。
震源地はアマムダコタン(AMAM DACOTAN)が手がけたドーナツ専門店 「I’m donut?」 (アイムドーナツ)です。都内では中目黒、原宿、渋谷、表参道に店舗を構え、どの店舗も常に大行列。現在、毎日1万個売れている大ヒット商品です。
もともと、スイーツショップのアマムダコタンの店舗で限定販売していたドーナツが、あまりに人気で専門ショップとなったもの。都内一等地で、205円から食べられるのはうれしい価格です。根性で並んで実食してきましたが、これは確かに「ドーナツ?」と疑問符が浮かぶ味。
というのも、原料にブリオッシュ生地を使っているので、テイストがブリオッシュらしいのです。ブリオッシュとはバターと卵をこれでもかと使ったフランスの菓子パンで、フワフワでありながらバターリッチな味わいが特徴です。
雲を食べているようなフワフワ感に包まれたドーナツ、それが生ドーナツの元祖ことI’m donut? のスイーツでした。
カヌレは第二次ブームを迎え、2024年に流行ったスイーツに
カヌレは、フランスのボルドーで伝統的に食べられているスイーツです。小麦粉、ラム酒、バター、卵などで、外はカリッと、中はしっとりと焼き上げています。
実はこのカヌレ、1990年代に第1次ブームを迎え、2022年ごろから迎えているのは第2次ブームです。
きっかけを振り返ると、ローソンでおいしいスイーツを出し続ける「Uchi Cafeシリーズ」ではないでしょうか。Uchi Cafe で2022年秋にカヌレを出したところ発売後4日間で売上100万個を突破し、そこからブームが続いているように思います。
特に2024年を振り返るなら「生カヌレ」がトレンドになりました。
個人的なおすすめはLA SOEUR(ラ・スール)の生カヌレです。ラ・スールは福岡発のスイーツショップで、バニラカヌレの中に、カスタードクリームがたっぷり入っています。普通のカヌレは温めて食べるのですが、生カヌレは冷やして食べるのが新感覚となり、2024年に流行ったものとなりました。
10代には猫プリンが大流行!トレンドスイーツとしてバズりまくる
そして、10代に圧倒的な支持を得たのが猫プリンです。猫プリンは映像を見てもらわないと魅力がわからないので、YouTubeリンクを貼ります。まずはご覧ください。
手でお皿を持つだけでプルンプルンに猫が揺れて、かわいい……! ということで、2024年にTikTokを中心に流行ったものが、この猫プリンでした。猫の正体はパンナコッタで、食べやすくてかわいらしい、けれども揺れすぎて不憫にも見える何とも言えない魅力に惹かれます。
現在は全国で多数のスイーツショップ・レストランが猫プリンを提供しているので、お近くの地域でぜひ探してみてください。
リボンケーキは推し活を中心にトレンド化、推し色リボンでお祝い
最後にピックアップする2024年のトレンドスイーツが、リボンケーキです。
どかんと大きなリボンが鎮座するケーキは、かわいさの暴力という感じがして素晴らしいですね。2024年はこの「どかんと乗せる大きなリボン」に推し色を使って、推しの誕生日を祝う方が続出。特に素晴らしいケーキがあったので、引用させていただきます。
この方のリボンケーキは、手作りの域を超えています……!
推しの色をケーキ全面に使ってアイシングしてしまうと、色によっては海外の派手なケーキになってしまうはずです。それをリボンというモチーフにすることで、推し色はそのままに、とはいえケーキとして美味しそうに見せたいという気持ちを両立させたところが素晴らしいですよね。
そして、2024年のリボンケーキのトレンドを受け、東京マリオットホテルのクリスマスケーキはリボンケーキになりました。
芸術的なリボンのタワーが美しいです。ぜひ実食レポしたいところです。
まとめ
さて、ここまで、2024年のトレンドを偏愛を込めて振り返りました。来年もみなさまがよいコンテンツに巡り合えますように。そして、おいしいスイーツを召し上がれますように祈っています!
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